さて前回は会社の人に初めて育休取得について相談した時のことをご紹介しました。自分にとっては、比較的相談しやすい方々でしたが、他の事業所がなかったり、これまでの人脈で部長以上と絡むことが少なかったりするとなかなか難しいのかもしれません。というわけで、今回は続きの同期や同僚へのカミングアウトについて紹介したいと思います。
前回の相談で決意がついた私は、偶然帰省していた同期と久しぶりに話す機会を得たので伝えておこうと思いました。というのも、育休取得のタイミングで異動などがあると疎遠になってしまうと嫌だな。という思いと、これまで共に歩んできた部分があると思うので、ちゃんと伝えておきたいなという思いからでした。
第二子が生まれることになったよ。と言うわけで悩んだけど、育休取ろうと思う。昔話してたように、勉強したいこともあるし、仕事しながらだとキャパオーバーになる気がして。どれも中途半端になるなら意味ないし、万が一パタハラあっても自分は気にしないし、その結果として後輩たちが育休取得しやすくなったり、いろんな働き方があるって組織が気がついてくれたりしたらいいかなと思って。
いいね!初めてってプレッシャーもあるし大変だと思うけど、誰かがやらなきゃ始まらないし、それに、職場から離れて過ごすことで見えてくるものって絶対あるはずだからチャンスだよね。
自分もMBAコースに通い始めたんだけど、外の人と関わることって大事って思うよ。
当然同期で久しぶりに会えばいろいろ話すことにはなるのですが、自分たちの組織の課題感とかそれを少しでも改善するための取り組みとか、必要となる知識とかを得ようとする姿勢は見習わなきゃと思いました。
会うたびに刺激を与えてくれる優秀さなのに、そんな感じを感じさせないところがまた魅力です。
そして、育休取得について否定することなく、今後も自分たちの組織をより良くしようと話し合えたことが有意義な時間でした。ただ、私の職場の上司たちの反応は心配してましたね。
同期にも話したので同僚にも伝えておきたいと思いました。(同期に伝えたのは一人だけですが、他の同期には直前にでも伝えましょう。それかコロナで自粛が明けているタイミングでの同期会か・・・)
入社年次が1つ上の同僚で仕事のことや、将来のこと、転職の話などもしていたりするので、彼には伝えておこうと思いました。実際、自分の情報を伝えておくことで、彼が決断するときのきっかけになるかもしれないと思ったのも理由の一つです。
相変わらず急だけど、来年度育休とるね。
相変わらず急!
どれぐらい?
え?1年にしたよ。人事のこともあるし、わかりやすくしようと思って4月〜って事に。
攻め込むね〜あとは、ウチの上司たちどう言うかわからんねぇ〜
そもそも前例ない事にどう答えてくるのかすらわからん。確かにハラスメントはダメだからそんなことはストレートに言ってこないとは思うけど・・・まぁ、健闘を祈るよ。
日々、別フロアとはいえ同じ事務所で働いている同僚としてはどう言う話の展開になるのか興味津々でしょう。そして、今までの職場文化的には
「男は遅くまで働いて当然」
と言うありがちな中小企業あるあるでした。
多くの企業に共通することであると言う実態が残念ではありますが、私の職場も御多分に洩れずです。
ニュースサイトなどによれば、中小企業の経営者のうち7割が反対しているそうです。
男性育休義務化、中小7割反対の背景と進めるべき理由(日経xwoman 2020.12.01)
確かに職員数からしたら辛いですよね。かと言ってそれを認め続けるわけにもいかないと思いますし、「時代ですから」と言って一方的に権利を主張するのもなんだか大人気ない。 理由を明確にしたうえ合意の取れるところで育児にも家庭のためにも育休取得がしやすい環境だといいなと本当に思います。
さて、次回④以降はいよいよ上司たちに育休取得の希望を伝えていく番です。
実際にどう言う反応なのか楽しみです。
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②別の部署の同期と話す。
③別の部署の同僚と話す。
④直属の上司に相談する。
⑤部長に相談する。
⑥事業所の所長に相談する。
⑦元上司に報告(現:総務人事担当)